出会いは新聞の記事
「クーラーが苦手なので、夏になり暑くなったら障子を外してしまおと思っていましたが、それでは恰好がつかない。簾戸がいいな、と思ってはいたが、作っているところを知らなくて・・・。新聞の記事で偶然会えて、ラッキーでした。」
と語るのは横浜のK様ご夫婦。
平成16年6月、朝日新聞の「くらしの良品探訪(著・遠藤ケイ氏)」に
弊社の簾戸を紹介して頂き、その年に簾戸をご注文してもらい、久しぶりにおじゃましました。
すっきりと片付けられた部屋には、奥様の作品である「書」や「植物
画」が飾られており、簾戸越しには、大きな桜の木が美しい緑の葉を
沢山つけていました。
簾戸は三拍子揃っている
「簾戸は三拍子揃っている。一つ目は機能。
玄関に誰が来たかわかる。昼間、外から中は見えないが、部屋からは
外の様子がわかる。
そして、電気に頼らないで、風を確保できるのも良い。」
「二つ目は、居心地が良い。季節感、開放感を感じる。」
曖昧さが心地よい
「三つ目は、簾戸をつけると、心が快適で健康になる。」
和の落ち着きや、うるおい。そして、白でもない、黒でもない。縁側のように、外でも内でもない。隣の部屋の声は聞こえるけど、聞いていないことにする。そんな曖昧な日本人ならではの感覚が心地よい。
簾戸は、人と人、自然と家とを「いい加減」の距離感に調節しますね。
K様、素敵なお話をありがとうございました。
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