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■簾戸に使う材料


 簾戸は、枠に使う「木材」、すだれに使う「萩や竹、ヨシ」を主な材料として作られます。
ここでは、すだれに使う材料についてご紹介します。

*すだれのサンプル 「高橋建具製作所ONLINE SHOP」にて販売中です
 

 
   

渡良瀬川流域で簾戸用に丹念に育てられた最上級の本萩のみ使用しております。
仕上がりの美しさは圧巻です。

1本1本、細い穴にいれて熱を加えることでまっすぐになり、この渋い赤茶の色になり
ます。気の遠くなるような手間をかけてこのなんとも言えない美しさが完成します。

萩を育てるのは大変な為、今では1.2件しか扱っておらずとても希少な素材です。

 色:赤茶
直径:2〜3mm
おすすめ:茶室・和室・客間・旅館(貴賓室)・料亭


   
琵琶湖でとれる最上級品です。

近江葭は『影を見るすだれ』と言われます。
天然のものなので少し曲がりがあり、そこから光がもれて美しい影ができます。

さらに、年月が経つときれいな艶のある飴色になり魅力が増します。

量が少ないため、大変貴重な材料です。

色:薄い茶色
直径:6〜7mm
おすすめ:茶室・和室・客間・旅館(貴賓室)・料亭


   
すだれの本場・中国天津の葭。写真ではわかりずらいのですが、ホームセンターのすだれとは違い色・艶・硬さとも高品質なお座敷用特注品。

夏らしく見るからに涼しげで1番人気があります。この天津葭も、長く使えば使うほど色が良くなります。
色:薄い茶色
直径:2〜3mm
おすすめ:客間・和室・洋間にもどうぞ


   
太く、節が大きくゴツゴツして粗野な雰囲気がありアジア風のインテリアとしても人気があります。

この素材感が古民家風の梁あらわし等の大きな空間に好まれます。

*以前、御形はハハコグサとも呼ばれると書いておりましたが間違いです。訂正してお詫び申し上げます。すだれに使う御形とハハコグサは違うものです。(ご教示ありがとうございました。)
色:濃い茶色
直径:4〜5mm
おすすめ:客間・和室・洋間にもどうぞ


   
竹を細くさいたヒゴを焼いて色をつけたものです。
焼くことで竹の大敵であるカビ防止にもなります。

品があり和室にはももちろん、マンション等の洋間にも取り入れて頂くことが多いです。
特に漆喰のような白壁との相性が抜群。
モダンな雰囲気に仕上がります。

「通気のために1年中簾戸を使いたい。」というお客様には焼きヒゴをおすすめしています。
色がシックなので、冬場見ても違和感がなくお洒落な雰囲気です。
色:濃い赤茶色
直径:2〜3mm
おすすめ:客間・和室・洋間にもどうぞ